地域に寄り添うー鳥取市吉成南の漢方クリニックー
新型コロナウイルス感染症が広まり、感染対策が日常の当たり前になってからあっという間に1年経ちました。
マスク生活がここまで続くとは、誰も考えもしなかったはずです。
手指消毒で手荒れを起こすことが、看護師生活を終えてからまた始まる日が来るとも私は思ってもいませんでした。この生活はまだまだ続きそうですね。
しかし、感染対策を徹底するようになってから、今年はインフルエンザの蔓延も起きませんでした。
周りのママ達から「小児科に行く頻度が圧倒的に減った!」という声も多く聞こえます。
胃腸炎で保育園を休むお子さんも減っているようですね。
対策をしっかりとすると、病気を抑える事ができるという事がわかったいい機会だったかもしれません。
新型コロナウイルス感染症の予防の一環で、感染に負けない体作りを目指す方も増えたそうです。
体を根本から考え直す機会にされ、日常生活に運動を取り入れたり食事の摂り方を見直し料理に目覚めた方も多いそうです。
確かに、病気にかかりにくい体にしておくと不安も軽減されますよね。
今回ご紹介するクリニックの特徴は『漢方』です。
漢方と聞くと、優しい効果だから即効性がないんじゃないか、年配の方が好まれる医療と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
実際、私自身体調に変化があったときに第一選択するのは漢方です。気温の変化で起こる頭痛や風邪かな?と思う風邪の引きはじめはすぐに漢方を飲みます。
子ども達もおそらく一番飲んでいる薬といえば漢方。
鼻水が出るな、便秘だな、そんな時も漢方を飲んでいます。
薬でもあり、食事の一つとしても考えられている漢方。地域医療を支える在宅ケアもされている漢方専門クリニックです。
漢方の考え方は西洋医学とは異なります。
例えば、頭痛がする→痛み止めではなく、なぜ頭痛が起きているのか、体質でも処方される漢方は異なるそうです。診察はヒアリングが大切。日常生活もしっかりと聞かれます。そして触診。肌や舌の状態など観察されます。
病気を見るというより、その人そのものを把握する、そういった感覚かもしれません。
病気には関係ないと思うことでも、実は重要な情報だということもあるそうです。
このとっとり在宅ケア・漢方クリニックには、漢方専門医がいらっしゃいます。そのため、お子さんからご年配の方まで年齢も幅広く、そして抱える症状もさまざまな患者さんがいらっしゃっています。
専門医だと安心して相談できますよね。
体に大きな変化が起こるまでの体調コントロールに、そして治療の選択肢の一つに漢方を考える方も今後さらに増えるかもしれません。