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コラム

吹き抜け間取りでおしゃれな家!開放的な注文住宅の成功事例

目次

吹き抜けのある家がもたらす4つのメリット

・天井高がもたらす圧倒的な開放感

・自然光が降り注ぐ明るい居住空間

・家族の気配を感じられる一体感

・スキップフロアで生まれる+αの空間

吹き抜け間取りのデメリットと解決策

・冷暖房効率の低下を防ぐ方法

・音や匂いの広がりを抑制する方法

・高所のメンテナンス負担を軽減する方法

・2階の居住スペースを確保する方法

注文住宅のおしゃれな吹き抜けをデザインするポイント

・窓の配置・形状・大きさの選び方

・空間を演出する照明計画の立て方

・リビング階段を組み合わせる設計手法

・勾配天井でつくるデザイン性の高い空間

トコスホームの建築実例に見る吹き抜け間取り

・【29坪】吹き抜けとロフトで縦の空間を有効活用した間取り

・【36坪】大開口窓と吹き抜けで光あふれるリビングを実現した間取り

鳥取・島根で吹き抜けのある家を建てるならトコスホームへ

 

吹き抜けのある家の間取りについて詳しく知りたいと考えている方へ、本記事では吹き抜けがもたらす魅力的な効果と、実際に建築する際の注意点、そして成功事例を詳しくご紹介します。開放感あふれる空間で暮らしたい、家族とのコミュニケーションを大切にしたい、限られた敷地でも広々とした住まいを実現したいとお考えの方に、吹き抜けは理想的な選択肢となるでしょう。

吹き抜けのある家がもたらす4つのメリット

吹き抜けとは、1階の天井と2階の床を設けずに上下階をつなげた空間のことで、住まいに特別な価値をもたらします。リビングや玄関、階段など、家の中心となる場所に設けることで、通常の間取りでは得られない開放感や明るさ、家族のつながりを実現できるのです。ここでは、吹き抜けがもたらす主要な4つのメリットについて詳しく解説していきます。

 

天井高がもたらす圧倒的な開放感

吹き抜けによって天井が高くなると、視線が縦方向に大きく広がります。人は空間を認識する際、水平方向だけでなく垂直方向の広がりも含めて判断するため、同じ床面積でも天井が高いだけで実際の広さ以上のゆとりを感じられるのです。たとえば、20帖のリビングでも天井が標準的な2.4mの高さでは圧迫感を感じることがありますが、吹き抜けにより5m以上の高さを確保すれば、まるで30帖以上の広さがあるかのような開放感を得られます。

 

都市部の限られた土地面積で家を建てる場合、横への広がりには限界があります。しかし、吹き抜けを活用すれば縦方向への広がりを生み出せるため、狭小地でも開放的な住まいを実現できるでしょう。隣家が近く窓を大きく取れない環境でも、上部からの採光により明るく広々とした印象の空間を作り出せます。

 

インテリアコーディネートの面でも大きなメリットがあります。通常の天井高では配置が難しい背の高い観葉植物や、大型のペンダントライトなども自由に取り入れることができ、空間演出の幅が大きく広がるのです。壁面が高くなることで、大型のアート作品を飾ったり、壁一面の本棚を設置したりと、立体的で個性的な空間づくりが可能になります。

 

自然光が降り注ぐ明るい居住空間

吹き抜けの最大の魅力の一つが、採光性の高さです。2階部分の高い位置に窓を設けることで、太陽光が斜めから差し込み、1階の奥深くまで自然光を届けることができます。朝は東側の高窓から朝日が差し込み、日中は南側の窓から安定した光が入り、夕方は西側から温かな夕日が室内を照らすというように、一日を通して変化する光を楽しめるでしょう。

 

特に都市部の住宅密集地では、隣家との距離が近く、1階部分に大きな窓を設けても十分な採光が得られないケースが多くあります。北向きの土地や、周囲を高い建物に囲まれた環境でも、吹き抜けの高窓や天窓を活用すれば、明るいリビングを実現できるのです。プライバシーを確保しながら採光を得られるため、カーテンを閉めきることなく、開放的に暮らせます。

 

経済的なメリットも見逃せません。自然光が豊富に入る空間では、日中の照明使用を大幅に減らすことができます。一般的な住宅では曇りの日や冬場は日中でも照明が必要になることがありますが、吹き抜けのある家では自然光だけで十分な明るさを確保できるため、年間の電気代を削減できるでしょう。環境に配慮した省エネルギーな暮らしにもつながります。

 

家族の気配を感じられる一体感

吹き抜けを通じて1階と2階が空間的につながることで、家族がどこにいても互いの存在を感じやすくなります。リビングでくつろぐ親と、2階の子ども部屋で過ごす子どもが、吹き抜けを介して会話を交わしたり、気配を感じ合ったりできるのです。「ごはんだよ」と呼びかければ、わざわざ2階まで上がらなくても声が届き、家族間のコミュニケーションが自然と増えていきます。

 

リビング階段と吹き抜けを組み合わせた間取りは、特に効果的です。子どもが学校から帰宅した際、必ずリビングを通って自室に向かうため、「ただいま」「おかえり」の挨拶が自然に交わされます。思春期になって会話が減りがちな時期でも、顔を合わせる機会が確保され、家族の絆を保ちやすくなるでしょう。来客があった際も、2階にいる家族が気づきやすく、家全体で迎える雰囲気が生まれます。

 

子育て世帯にとっては、安心感というメリットも大きいです。キッチンで料理をしながら、吹き抜けを通して2階で遊ぶ子どもの声が聞こえたり、2階の書斎で仕事をしながらリビングで宿題をする子どもの様子を見守ったりできます。常に家族の気配を感じられることで、小さな子どもがいても安心して家事や仕事に取り組めるでしょう。二世帯住宅の場合も、適度な距離感を保ちながら、吹き抜けを通じて世代間のつながりを感じられる住まいになります。

 

スキップフロアで生まれる+αの空間

吹き抜けの縦の空間を最大限に活用する方法として、スキップフロア(中二階)の設置があります。1階と2階の中間に設けるスキップフロアは、吹き抜けの開放感を損なうことなく、新たな居住スペースを生み出せる優れた設計手法です。階段の踊り場を広げたり、吹き抜けに面した位置に小さなフロアを設けたりすることで、限られた敷地面積でも豊かな空間構成を実現できます。

 

スキップフロアの活用方法は多岐にわたります。子どもの学習スペースとして利用すれば、リビングの家族の気配を感じながら集中して勉強できる環境になるでしょう。大人の書斎やワークスペースとしても最適で、在宅勤務が増えた現代において、仕事に集中しつつ家族とのつながりも保てる理想的な空間となります。趣味の部屋として、読書や音楽鑑賞、アトリエなどに活用することも可能です。

 

吹き抜けからの自然光がスキップフロアにも届くため、閉塞感のない明るい空間になります。高い位置にあることで眺望も良く、まるで秘密基地のような特別感のある場所として、子どもから大人まで幅広く愛される空間となるでしょう。収納スペースとしても有効活用でき、季節物の衣類や使用頻度の低い物品を保管する場所としても重宝します。

 

吹き抜け間取りのデメリットと解決策

吹き抜けには多くの魅力がある一方で、注意すべきデメリットも存在します。しかし、これらのデメリットは適切な対策を講じることで十分に解決可能です。ここでは、吹き抜けの主要なデメリットと、それぞれに対する効果的な解決策を詳しく解説していきます。事前にデメリットを理解し、対策を準備しておけば、快適な吹き抜けのある暮らしを実現できるでしょう。

 

冷暖房効率の低下を防ぐ方法

吹き抜けがある家では、暖かい空気が上昇する性質により、冬場は暖房をつけても1階部分が寒く感じやすいという課題があります。空間が大きくなることで、冷暖房が効きにくくなり、光熱費が増加する可能性もあるでしょう。しかし、適切な対策を行えば、これらの問題は十分に解決できます。

 

対策 具体的な方法・製品例 特徴
住宅の基本性能を高める 断熱性・気密性の高い住宅

(例:UA値0.4、C値1.0以下など、国の省エネ基準を上回る性能を持つ住宅)

・家全体を魔法瓶のように包み込み、外気の影響を受けにくくする最も基本的な対策です。

・断熱性・気密性が高いと、吹き抜けがあっても冷暖房の熱が逃げにくく、効率が大幅に向上します。

・省エネ性能も高まるため、月々の光熱費を長期的に抑えることができます。

空気を循環させる シーリングファン、サーキュレーター ・天井に設置したファンで空気を撹拌し、天井付近に溜まった暖かい空気(冬)や、床付近に溜まった冷たい空気(夏)を家全体に循環させます。

・室内の温度ムラを解消し、空調効率を上げることで光熱費の節約につながります。

・デザイン性の高い製品も多く、おしゃれなインテリアのアクセントとしても機能します。

暖房・空調設備を工夫する 床暖房、全館空調システム 床暖房:足元から伝わる伝導熱と輻射熱で部屋を暖めるため、温風が天井に溜まりにくく、吹き抜け空間でも1階を効果的に暖めることができます。

全館空調:家全体の温度を均一に管理するシステム。吹き抜けの有無にかかわらず、家中のどこにいても快適な室温を保つことが可能です。

 

最も重要なのは、住宅の基本的な性能である断熱性・気密性を高めることです。どんなに優れた冷暖房設備を導入しても、家の断熱性が低ければ効果は限定的になってしまいます。高性能な断熱材と窓を採用し、隙間のない施工を行うことで、外気温の影響を受けにくい快適な室内環境を実現できるでしょう。

 

関連記事:HEAT20とは?従来の断熱基準との違いや地域区分をわかりやすく解説

 

音や匂いの広がりを抑制する方法

吹き抜けは上下階が空間的につながっているため、1階のリビングでのテレビの音や家族の会話、キッチンからの料理の匂いなどが2階まで伝わりやすくなります。これは家族のコミュニケーションを促進する一方で、プライバシーの確保や快適性の面で課題となることもあるでしょう。

 

音への対策として最も効果的なのは、間取りの工夫です。寝室や書斎など静かな環境が必要な部屋は、吹き抜けから離れた位置に配置したり、廊下を挟んで配置したりすることで、音の影響を軽減できます。また、吹き抜けに面する部屋のドアには防音性の高い製品を選び、壁には吸音材を使用することで、さらに効果を高められるでしょう。リビングにはカーペットやラグを敷いたり、カーテンなどのファブリック製品を多用したりすることで、音の反響を抑えることも可能です。

 

匂いの対策については、キッチンの設計が重要になります。完全なオープンキッチンではなく、コンロ周りに壁を設けたセミオープンタイプや、対面式でも上部に下がり壁を設けることで、匂いの拡散を抑えられます。また、高性能な換気扇やレンジフードを設置し、調理中の匂いを効率的に屋外へ排出することも大切です。24時間換気システムを適切に設計すれば、家全体の空気の流れをコントロールし、匂いが滞留することを防げるでしょう。

 

高所のメンテナンス負担を軽減する方法

吹き抜けの高い位置にある窓や照明器具、シーリングファンなどのメンテナンスは、通常の部屋と比べて手間がかかります。特に照明の電球交換や窓の掃除は、高所での作業となるため安全面でも注意が必要です。年齢を重ねるにつれて、これらの作業はさらに困難になることも考慮しなければなりません。

 

照明器具については、まず寿命の長いLED照明を採用することが基本となります。LED電球の寿命は約40,000時間と言われており、1日8時間使用しても10年以上交換不要です。さらに、電動昇降式の照明器具を選べば、リモコン操作で照明を下げて安全に交換作業ができます。デザイン性を重視する場合は、手の届く高さの壁面にブラケットライトやスポットライトを設置し、間接照明として活用する方法もおすすめです。

 

窓の掃除については、設計段階での工夫が重要となります。2階の廊下やホールから手が届く位置に開閉可能な窓を配置すれば、安全に掃除ができるでしょう。また、汚れにくいコーティングが施された窓ガラスを選ぶことで、掃除の頻度を減らすことも可能です。どうしても手が届かない場所については、年に1〜2回程度、専門の清掃業者に依頼することを前提に計画しておくと良いでしょう。定期的なメンテナンスを行えば、費用も抑えられ、美しい吹き抜け空間を維持できます。

 

2階の居住スペースを確保する方法

吹き抜けを設けると、その分2階の床面積が減少します。家族が多く個室が必要な場合や、収納スペースを十分に確保したい場合には、この点が課題となることもあるでしょう。しかし、適切な間取り計画により、吹き抜けの魅力を活かしながら必要な居住スペースを確保することは十分可能です。

 

まず重要なのは、吹き抜けの大きさと位置を慎重に検討することです。リビング全体を吹き抜けにするのではなく、一部分のみを吹き抜けにすることで、開放感を得ながら2階の床面積も確保できます。たとえば、リビングの南側の窓際だけを吹き抜けにすれば、採光と開放感を得られる上、2階には十分な部屋数を設けられるでしょう。

 

ロフトやスキップフロアの活用も有効な解決策です。吹き抜けの一部にロフトを設ければ、収納スペースや趣味の部屋として活用できます。完全に区切られた部屋ではないため、吹き抜けの開放感を損なうことなく、実用的なスペースを確保できるのです。また、可動式の間仕切りを使用すれば、将来的な家族構成の変化にも柔軟に対応できる間取りとなります。

注文住宅のおしゃれな吹き抜けをデザインするポイント

吹き抜けをただ設けるだけでなく、デザイン性の高い魅力的な空間にするためには、窓や照明、階段などの要素を総合的に考える必要があります。ここでは、おしゃれで快適な吹き抜け空間を実現するための具体的なデザインポイントを解説します。これらの要素を適切に組み合わせることで、自分だけの特別な空間を作り出すことができるでしょう。

 

窓の配置・形状・大きさの選び方

吹き抜けの窓は、採光と通風という機能面だけでなく、空間全体のデザインを大きく左右する重要な要素です。高い位置に設置される窓は、通常の部屋では得られない特別な光の演出を可能にし、外観デザインのアクセントとしても機能します。

 

種類 設置場所 メリット デメリット
天窓 天井(屋根) 高い採光効率:壁面の窓に比べて約3倍の光を取り入れることができ、部屋の中心部まで明るくできます。

プライバシーの確保:周囲からの視線を気にすることなく、安定した採光が可能です。

開放感の向上:空が見えることで、空間に広がりと開放感が生まれます。

掃除・メンテナンス:高所にあるため、掃除やメンテナンスが比較的難しいです。

日差し対策:夏場など、直射日光が強く差し込む可能性があるため、ブラインドや遮熱性の高いガラスを選ぶなどの工夫が必要です。

雨漏りリスク:適切な施工がされない場合、雨漏りのリスクが壁面の窓より高まる可能性があります。

高窓 壁の高い位置 プライバシーと採光の両立:外からの視線を遮りながら、安定した自然光を室内の奥まで届けられます。

通風の確保:天窓に比べて開閉しやすいタイプが多く、空気の通り道を作ることで効率的な換気が可能です。

柔らかな光:一日を通して、時間帯に左右されにくい安定した明るさを確保できます。

掃除・メンテナンス:天窓ほどではありませんが、脚立などが必要になる場合があり、手入れが大変になることがあります。

設置場所の制約:壁面に設置するため、屋根の形状や構造によっては設置できる場所や大きさに制約が出ることがあります。

 

窓のデザインによって、空間の印象は大きく変わります。大きな一枚ガラスの窓は、外の景色を切り取る額縁のような効果があり、モダンで洗練された印象を与えます。一方、複数の小窓を規則的に配置すれば、リズミカルで軽快な雰囲気を演出できるでしょう。縦長のスリット窓は、光の筋が美しく、和モダンな空間にも洋風の空間にも調和します。

 

空間を演出する照明計画の立て方

吹き抜け空間の照明計画は、通常の部屋とは異なるアプローチが必要です。高い天井を活かした立体的な光の演出により、昼とは違う夜の表情を作り出すことができます。基本となるのは、空間全体を均一に照らすベース照明と、アクセントとなるデザイン照明の組み合わせです。

 

ペンダントライトは吹き抜けの定番照明として人気があります。長いコードで吊り下げることで、高い天井を強調しながら、ダイニングテーブルなど必要な場所に適切な明るさを提供できます。複数のペンダントライトを高さを変えて配置すれば、より動きのある魅力的な空間になるでしょう。

 

スポットライトやダウンライトを使った間接照明も効果的です。壁面を照らすことで、空間に奥行きと広がりを与え、柔らかな光で包まれた居心地の良い雰囲気を作り出せます。梁や柱がある場合は、それらを照らすことで構造美を強調し、影の演出により立体感のある空間を実現できるでしょう。夜間は調光機能を使って明るさを調整し、くつろぎの時間に適した光環境を作ることも大切です。

 

リビング階段を組み合わせる設計手法

吹き抜けとリビング階段の組み合わせは、空間の連続性と開放感を最大限に高める効果的な設計手法です。階段が独立した場所にあるのではなく、リビングの一部として存在することで、上下階の一体感がさらに強まります。

 

デザイン面では、スケルトン階段(オープン階段)の採用が特に効果的です。踏み板と手すりだけのシンプルな構造は、視線を遮らず、光を通すため、吹き抜けの開放感を損ないません。木製の踏み板にアイアンの手すりを組み合わせれば、ナチュラルモダンな雰囲気に、ガラスの手すりを選べば、より軽やかで現代的な印象になるでしょう。階段下のスペースも有効活用でき、収納やワークスペース、ペットのスペースなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。

 

リビング階段は動線計画においても重要な役割を果たします。家族が必ず顔を合わせる場所となり、コミュニケーションの機会が自然に増えるのです。来客時の動線を考慮し、プライベートゾーンへのアクセスと、パブリックゾーンの独立性のバランスを取ることも大切でしょう。

 

関連記事:家事動線がいい間取りとは?注文住宅を建てる際のポイントを解説

 

勾配天井でつくるデザイン性の高い空間

勾配天井は、屋根の傾斜をそのまま室内に表現する設計手法で、吹き抜けと組み合わせることで、よりダイナミックで印象的な空間を作り出せます。水平な天井では得られない、高さの変化による視覚的な面白さと、空間のメリハリが生まれるのです。

 

構造材である梁(はり)を露出させるデザインは、勾配天井の魅力を最大限に引き出します。無垢材の梁は木の温もりと力強さを感じさせ、空間に自然な風合いを加えます。白く塗装した梁なら、カントリー調やプロヴァンス風の優しい雰囲気に、ダークブラウンの梁なら、重厚感のある落ち着いた空間になるでしょう。梁の太さや間隔によっても印象が変わるため、全体のバランスを考慮した設計が重要です。

 

勾配天井は視線を上方へ誘導する効果があり、実際以上の高さと広がりを感じさせます。天窓や高窓との相性も良く、傾斜に沿って配置することで、時間帯によって変化する光の表情を楽しめるでしょう。また、傾斜の低い部分と高い部分で異なる用途のゾーンを作ることもでき、一つの空間に変化と奥行きをもたらします。

 

トコスホームの建築実例に見る吹き抜け間取り

実際の建築事例を見ることで、吹き抜けのある家の魅力がより具体的にイメージできるでしょう。以降では、トコスホームが手がけた2つの事例をご紹介します。それぞれ異なるアプローチで吹き抜けを活用し、家族のライフスタイルに合わせた快適な住まいを実現しています。限られた敷地面積でも、工夫次第で開放的で機能的な吹き抜け空間を作れるため、ぜひ参考にしてください。

 

【29坪】吹き抜けとロフトで縦の空間を有効活用した間取り

延べ床面積29.60坪(1階:14.58坪、2階:15.02坪)というコンパクトな住まいながら、吹き抜けを中心とした設計により、実際の面積以上の広がりと快適性を実現した事例です。4人家族(夫婦+子ども2人)が暮らすこの家は、限られたスペースを最大限に活用する工夫が随所に見られます。

 

リビング上部に設けられた吹き抜けは、単に開放感を生み出すだけでなく、1階と2階をゆるやかにつなぐコミュニケーションツールとして機能しています。キッチンで料理をするお母さんと、2階で遊ぶ子どもたちの声が自然に行き交い、家族の存在を常に身近に感じられる温かな空間となっています。吹き抜けを通じて2階の子ども部屋からリビングの様子が見えるため、子どもたちも安心して自分の時間を過ごせるでしょう。

 

特筆すべきは、吹き抜けの一部を活用したロフトスペースです。完全な個室ではないものの、収納スペースとして、また子どもたちの秘密基地として、さらには将来的には書斎や趣味の部屋としても活用できる、フレキシブルな空間となっています。はしごでアクセスするロフトは、子どもたちにとっては冒険心をくすぐる特別な場所となり、大人にとっては普段使わないものを効率的に収納できる実用的なスペースとなるでしょう。

 

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【36坪】大開口窓と吹き抜けで光あふれるリビングを実現した間取り

延べ床面積36.06坪(1階:18.53坪、2階:17.53坪)の住まいは、より広いスペースを活かし、ダイナミックな吹き抜け空間を実現しています。3〜4人家族を想定したこの家は、将来の家族構成の変化にも対応できる柔軟性の高い設計が特徴です。

 

約20帖の広々としたLDKに設けられた吹き抜けと、南側の大開口窓の組み合わせにより、曇りや雨の日でも明るい家族団らんの空間を実現しています。ダイニングキッチンとリビングをゆるやかに分けることで、それぞれの空間に適した雰囲気を保ちながら、吹き抜けによる一体感も感じられる絶妙なバランスとなっています。

 

2階の活用方法も秀逸です。吹き抜けに面したホールには、カウンターデスクと本棚を造作したライブラリースペースを設けています。まるでカフェのような雰囲気のこの空間は、読書や趣味を楽しむ大人の時間にも、兄弟が並んで宿題をする学習スペースとしても活用できます。吹き抜けを通じてリビングの家族の気配を感じながら、それぞれが自分の時間を過ごせる、程よい距離感が保たれているのです。

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鳥取・島根で吹き抜けのある家を建てるならトコスホームへ

吹き抜けのある家は、開放感と明るさ、家族のコミュニケーションを重視する方にとって理想的な選択肢です。天井高がもたらす圧倒的な開放感、自然光あふれる明るい空間、家族の気配を感じられる一体感など、通常の間取りでは得られない特別な価値を提供してくれます。一方で、冷暖房効率や音・匂いの問題、メンテナンスの課題など、事前に対策を考えておくべき点もあります。しかし、本記事で紹介したような適切な設計と対策により、これらのデメリットは十分に解決可能です。

 

トコスホームは、鳥取・島根の気候風土を熟知した地域密着の住宅会社として、「山陰スタンダード」の家づくりを提供しています。山陰地方特有の高い湿度や寒暖差の大きい気候条件を考慮し、年間を通じて快適に過ごせる住まいを実現します。

 

特に注目すべきは、国の基準を大きく上回る高気密・高断熱性能を標準仕様としている点です。UA値0.35、C値0.5±0.2という高い性能により、吹き抜けのある大空間でも優れた冷暖房効率を実現します。これにより、開放的な空間での暮らしを楽しみながら、光熱費の心配をする必要がありません。省エネルギーで環境にも家計にも優しい、持続可能な住まいとなるでしょう。

 

さらに、土地探しから資金計画、設計・施工、そして最長60年の長期保証まで、家づくりのすべてをトータルでサポートする体制が整っています。地域に根ざした確かな実績と、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添う提案力で、理想の吹き抜けのある家を実現します。吹き抜けのある開放的な暮らしを鳥取・島根で実現したい方は、ぜひトコスホームにご相談ください。

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