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【新築注文住宅】室内干しスペースのある間取りのポイントを解説

目次

なぜ新築で「室内干しスペース」の間取りが人気なのか?

・共働き世帯の増加と洗濯スタイルの変化

・天候や外部環境に左右されない安心感へのニーズ

・家事全体の効率化を重視する家づくりの潮流

注文住宅に室内干しスペースを導入する利点

・洗濯動線を集約し、家事時間を短縮する効果

・リビングなどの共有空間の散らかり防止

・花粉やPM2.5の付着を防ぐ衛生的な側面

後悔しない室内物干しスペースの間取り計画の要点

・「洗う・干す・しまう」を繋ぐ動線の考え方

・家族の洗濯物量に応じた適切な広さの確保

・効率的な乾燥を実現する採光・換気・湿気対策

・ファミリークローゼットとの連携による収納計画

注文住宅で実現する室内干し部屋の間取りアイデア

・家事効率を極める独立型ランドリールーム

・自然光を最大限に活用するサンルーム

・2階ホールや寝室を利用した省スペース物干し

【施工事例】回遊動線が便利な室内干しスペースのある家

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洗濯物を干す場所にお悩みではありませんか? 共働き世帯の増加や花粉・PM2.5への懸念から、室内干しスペースを設けた間取りが注目を集めています。本記事では、注文住宅における室内干しスペースの必要性から、後悔しない間取り計画のポイント、そして実際の施工事例まで詳しく解説します。

 

なぜ新築で「室内干しスペース」の間取りが人気なのか?

現代の住宅設計において、室内干しスペースはもはや贅沢な設備ではなく、必要不可欠な機能として認識されるようになりました。天候に左右されない利便性はもちろん、共働き世帯の増加による生活スタイルの変化、そして家事効率化への強いニーズが背景にあります。ここでは、室内干しスペースが求められる理由を、現代のライフスタイルと照らし合わせながら詳しく見ていきましょう。

 

共働き世帯の増加と洗濯スタイルの変化

共働き世帯が全体の約7割を占める現代では、洗濯のタイミングも大きく変化しています。慌ただしい朝の時間を避け、夜間に洗濯機を回すという生活パターンが定着しつつあるのです。夜に洗濯を済ませた場合、必然的に室内で干すことになり、そのための専用スペースが求められるようになりました。

 

また、日中は家に誰もいないため、洗濯物を外に干したまま外出することへの不安も大きくなっています。防犯上の観点から見ても、洗濯物から家族構成や生活パターンが推測されることを避けたいという意識が高まっており、室内干しスペースの需要につながっているといえるでしょう。

 

天候や外部環境に左右されない安心感へのニーズ

近年増加しているゲリラ豪雨は、洗濯物を外に干すことへの大きな不安要因となっています。朝は晴れていても、午後には突然の雷雨に見舞われることも珍しくありません。室内干しスペースがあれば、天気予報を気にすることなく安心して外出できるという精神的なメリットは計り知れないものがあります。

 

衛生面での利点も見逃せません。花粉症に悩む人が増えている中、洗濯物への花粉付着は深刻な問題です。さらにPM2.5や黄砂、火山灰、そして虫の付着といった外部環境からの影響を完全に防げることは、家族の健康を守る上で重要な要素といえるでしょう。

 

プライバシー保護の観点も重要です。特に女性の一人暮らしや、小さなお子様がいるご家庭では、下着類を外に干すことへの抵抗感は強いものがあります。室内干しスペースは、こうした防犯上の不安を解消し、安心して生活できる環境を提供してくれるのです。

 

家事全体の効率化を重視する家づくりの潮流

最近の家づくりでは、「家事の負担をいかに軽減するか」が重要なテーマとなっています。特に洗濯は、洗う・干す・取り込む・畳む・アイロンをかける・しまうという多くの工程を含む、家庭内でも特に負担の大きい家事です。この一連の作業をいかに効率化するかが、快適な暮らしを実現する鍵となっています。

 

室内干しスペースは、単に洗濯物を干す場所としてだけでなく、洗濯に関わる作業全体を集約し、動線を短縮するための重要な要素として位置づけられています。適切に配置された室内干しスペースは、毎日の家事時間を大幅に短縮し、その分を家族との時間や自分の趣味に充てることを可能にしてくれるのです。

 

注文住宅に室内干しスペースを導入する利点

室内干しスペースを設けることで得られるメリットは、想像以上に多岐にわたります。家事の効率化はもちろんのこと、生活空間の快適性向上、そして家族の健康を守る衛生面での利点まで、その恩恵は日々の暮らしのあらゆる場面で実感できるでしょう。ここでは、室内干しスペースがもたらす具体的な利点を、3つの観点から詳しく解説していきます。

 

洗濯動線を集約し、家事時間を短縮する効果

室内干しスペースの最大のメリットは、洗濯に関わる一連の動作を最小限の移動で完結できることにあります。従来の住宅では、1階の洗面所で洗濯し、重い洗濯カゴを持って2階のベランダまで運び、乾いたら再び1階に降りて畳むという、非効率な動線が一般的でした。

 

適切に計画された室内干しスペースなら、この煩雑な動きが劇的に改善されます。洗濯機のすぐ横に物干しポールを設置し、乾いた洗濯物は隣接するファミリークローゼットに収納する。このような配置により、歩数にして数十歩だった動線が、わずか数歩に短縮されるのです。

 

キッチンとの連携も重要なポイントとなります。料理の合間に洗濯機を回し、煮込み料理の待ち時間に洗濯物を干すといった「ながら家事」が可能になることで、家事全体の効率が飛躍的に向上します。これにより生まれた時間的余裕は、家族との団らんや自己投資の時間として有効活用できるでしょう。

 

リビングなどの共有空間の散らかり防止

専用の室内干しスペースがない住宅では、リビングに物干しラックが常設されがちです。洗濯物で埋め尽くされたリビングは生活感が溢れ、くつろぎの空間としての機能を果たせません。この状態は「リビング崩壊」とも呼ばれ、多くの家庭が抱える悩みの一つとなっています。

 

室内干しスペースを設けることで、リビングは本来の「家族が集う場所」としての役割を取り戻せます。急な来客があっても、慌てて洗濯物を片付ける必要がなくなり、いつでも整った空間を保てるという精神的な余裕も生まれるでしょう。

 

湿度管理の観点からも大きなメリットがあります。洗濯物から発生する湿気がリビングに充満すると、ジメジメとした不快感だけでなく、カビの発生リスクも高まります。専用スペースで適切な換気を行うことで、居住空間の快適性を保ちながら洗濯物を乾かすことが可能になるのです。

 

花粉やPM2.5の付着を防ぐ衛生的な側面

春先の花粉飛散時期になると、多くの人が洗濯物への花粉付着に悩まされます。せっかくきれいに洗った衣類も、外干しすることで大量の花粉が付着し、それを室内に持ち込むことでアレルギー症状を悪化させてしまうのです。

 

室内干しスペースは、こうした外部からの付着物を物理的にシャットアウトする最も確実な方法といえます。花粉だけでなく、健康への影響が懸念されるPM2.5や黄砂、そして地域によっては火山灰なども完全に防ぐことができるため、特に小さなお子様やアレルギー体質の方がいるご家庭にとっては必須の設備といえるでしょう。

 

虫の付着を防げることも、多くの人にとって嬉しいポイントです。洗濯物に紛れ込んだ虫による不快感や、刺される心配から解放されることで、より衛生的で安心な暮らしが実現できます。

 

後悔しない室内物干しスペースの間取り計画の要点

室内干しスペースを成功させるためには、単に物干しポールを設置すれば良いというものではありません。使い勝手の良い空間にするためには、動線、広さ、環境(採光・換気)、収納という4つの要素を総合的に考慮する必要があります。ここでは、実際に間取りを計画する際の具体的なポイントを、それぞれ詳しく解説していきます。

「洗う・干す・しまう」をつなぐ動線の考え方

効率的な洗濯動線を実現するためには、洗濯機、物干しスペース、収納場所の3点をいかにコンパクトにまとめるかが鍵となります。理想的なのは、これらが一直線上または近接して配置され、最小限の移動で作業が完結する間取りです。

 

特に効果的なのが「回遊動線」の採用です。洗面室、脱衣室兼ドライルーム、ファミリークローゼットを行き止まりのない動線でつなぐことで、家族が同時に利用してもスムーズにすれ違えるようになります。朝の忙しい時間帯でも、ストレスなく洗濯作業を進められるでしょう。

 

外干しも併用したい場合は、室内干しスペースから直接ベランダやウッドデッキにアクセスできる配置が理想的です。天候に応じて干し場所を選べる柔軟性は、洗濯物を確実に乾かすために重要な要素となります。

 

家族の洗濯物量に応じた適切な広さの確保

室内干しスペースに必要な広さは、家族構成や生活スタイルによって大きく異なります。夫婦2人なら洗面脱衣所の一角に設けた半畳程度のスペースでも十分かもしれませんが、子どもがいる4人家族なら、より広いスペースが必要になるでしょう。

 

一般的な目安として、ミニマムな室内干しコーナーなら洗面脱衣所(2畳)に約半畳をプラスした広さから実現可能です。一方、洗濯物を畳んだり、アイロンがけまで行う本格的なランドリールームを希望する場合は、2畳から4.5畳程度の独立したスペースを確保することをおすすめします。

 

広さを決める際は、洗濯物を干すスペースだけでなく、作業動線も考慮することが大切です。物干しポールの下を通れる通路幅や、アイロン台を置いても邪魔にならない作業スペースなど、実際の使い勝手をイメージしながら計画しましょう。また、洗濯バサミやハンガーなどの小物を収納する場所も忘れずに確保することで、すっきりと片付いた空間を維持できます。

 

効率的な乾燥を実現する採光・換気・湿気対策

洗濯物を早く衛生的に乾かすためには、「日当たり」「風通し」「湿度管理」の3つの要素が重要になります。これらを適切に計画することで、生乾き臭のない、気持ちの良い洗濯物に仕上げることができるでしょう。

要素 ポイント 具体的な方法
採光 日光による乾燥促進と殺菌効果 ・南向きの窓際に配置する

・ハイサイドライト(高窓)やトップライト(天窓)を設ける

換気 風の通り道を作り、生乾き臭を防ぐ ・風が抜けるように2方向に窓を設ける

・24時間換気システムの給気口と換気扇の位置を意識する

湿気対策 湿度をコントロールし、カビを防ぐ ・除湿機やエアコン、衣類乾燥機を設置する

・調湿機能のある壁材(エコカラットなど)を採用する

 

ファミリークローゼットとの連携による収納計画

室内干しスペースの真価は、ファミリークローゼットと連携させることで最大限に発揮されます。乾いた洗濯物をその場で収納できる配置は、家事動線の究極形といえるでしょう。

 

特に効率的なのが「ハンガー収納」システムです。ハンガーに干した衣類を、乾いたらそのままクローゼットのポールに移動するだけで収納が完了します。畳む手間が省けるだけでなく、シワになりにくいというメリットもあり、アイロンがけの頻度も減らせるでしょう。

 

さらに進化した形として、「ウォークスルー洗面乾燥クローゼット」という考え方があります。洗濯機で洗い、その場で干し、乾いたら隣のクローゼットに収納し、着替えもそこで行う。衣類に関する全ての行動が1つのゾーンで完結するこの仕組みは、究極の効率化を実現する間取りといえるでしょう。

 

注文住宅で実現する室内干し部屋の間取りアイデア

これまでに解説した計画のポイントを踏まえ、実際にどのような形で室内干しスペースを実現できるのか、具体的な間取りアイデアを3つご紹介します。「ランドリールーム」「サンルーム」「ユーティリティスペース活用」という3つのパターンは、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。ご家族のライフスタイルや予算、住宅の規模に応じて、最適な選択をしていただければと思います。

家事効率を極める独立型ドライルーム

ランドリールームは、洗濯に関するあらゆる作業を1室で完結させることを目的とした、まさに「家事特化型」の空間です。洗う、干す、畳む、アイロンをかけるという一連の作業が、移動することなく行えるため、家事効率は格段に向上します。

 

洗面脱衣所と兼用する場合と、扉で仕切って独立させる場合の2パターンがありますが、プライバシーや湿気対策を重視するなら独立型がおすすめです。来客時でも洗濯物を気にする必要がなく、浴室からの湿気も遮断できるため、より快適な環境を保てます。

 

造作の作業台カウンターや収納棚を設けることで、機能性はさらに高まります。アイロンがけはもちろん、洗剤やタオル類の収納、洗濯物の仕分けなど、すべての作業がこの空間で完結するため、家事の負担を大幅に軽減できるでしょう。

 

自然光を最大限に活用するサンルーム

サンルームというと、ガラス張りの温室のような空間をイメージされるかもしれませんが、現代の住宅では、日当たりの良い窓際に設けた室内干しスペースも含めて「サンルーム」と呼ばれています。自然光をたっぷりと取り入れることで、電気代をかけずに洗濯物を乾かせる省エネ性も魅力です。

 

リビングに隣接して配置する場合は、洗濯物の湿気がリビングに流れ込まないよう、ガラス戸などで仕切ることがポイントです。透明な仕切りなら圧迫感もなく、明るい光はリビングまで届きます。天気の良い日は窓を開けて風を通し、雨の日は閉め切って室内干しと、フレキシブルに使い分けられます。

 

特に効果的なのが、屋根にトップライト(天窓)を設けた「インナーバルコニー」タイプです。雨の日でも上部からの自然光で洗濯物を乾かせるため、梅雨時期でも快適に洗濯ができます。太陽光による殺菌効果も期待でき、衛生面でも優れた選択肢といえるでしょう。

 

2階ホールや寝室を利用した省スペース物干し

限られた床面積の中で、独立した室内干しスペースを確保するのが難しい場合でも、工夫次第で快適な物干し環境は実現できます。廊下や階段ホール、寝室などの既存スペースを有効活用することで、専用室を設けずとも効率的な室内干しが可能になります。

 

寝室での室内干しは、ウォークインクローゼットとの相性が抜群です。就寝中に洗濯物が乾き、朝起きたらそのままクローゼットに収納できるという理想的な流れが作れます。プライベート空間なので、来客時に洗濯物を見られる心配もありません。

 

廊下や2階ホールの活用も効果的です。これらの空間は24時間換気システムの空気の通り道になっていることが多く、意外と洗濯物が乾きやすい環境にあります。昇降式の物干しユニットを採用すれば、使わないときは天井に収納でき、廊下本来の機能を損ないません。デザイン性の高いアイアンバーを選べば、インテリアの一部としても楽しめるでしょう。

 

【施工事例】回遊動線が便利な室内干しスペースのある家

鳥取県鳥取市で実際に建てられたこちらの注文住宅では、理想的な室内干しスペースが実現されています。この住宅の最大の特徴は、洗面室、脱衣室兼ドライルーム、ファミリークローゼットを行き止まりのない回遊動線でつないだ点です。

 

「脱ぐ→洗う→干す→収納する」という洗濯の一連の流れが、わずか10歩以内の移動で完結する設計は、まさに家事効率を極めた間取りといえるでしょう。キッチンからも近い位置に配置されているため、料理をしながら洗濯機を回し、合間に洗濯物を干すという「ながら家事」も無理なく行えます。

 

広々としたウォークインクローゼットは、洋服だけでなく季節家電や布団なども収納可能で、家全体の収納計画にも貢献しています。また、主寝室に設けられた室内窓からは吹き抜けのリビングを見渡せるため、個室にいながらも家族の気配を感じられる温かみのある空間となっています。

 

詳細はこちら:https://tocos-home.com/case/59759/

 

【鳥取・島根】で注文住宅を建てるならトコスホームへ

室内干しスペースのある間取りは、現代の暮らしに欠かせない要素となってきています。共働き世帯の増加、花粉やPM2.5への対策、そして家事効率化への強いニーズに応える室内干しスペースは、家族の快適な暮らしを支える重要な空間です。動線、広さ、採光・換気、収納という4つの要素を適切に計画することで、毎日の洗濯が楽しくなるような理想的な空間が実現できるでしょう。

 

トコスホームは、鳥取・島根エリアの気候風土を知り尽くした地域密着の住宅会社です。年間の約半分を占める雨や雪の日でも快適に暮らせる「山陰スタンダード」という独自の基準を設け、室内干しに最適なドライルームを標準仕様でご提案しています。東京大学・前研究室との共同研究により、科学的根拠に基づいた最適な間取りと設備で、理想の暮らしを実現します。家事を楽にする間取りについて、ぜひ一度ご相談ください。

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