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平屋の片流れ屋根でおしゃれな外観をつくる屋根勾配と施工事例も解説

目次
グレー・ホワイトの2色使いと片流れ屋根を組み合わせた平屋事例
片流れ屋根の平屋は、一方向へ傾く屋根のラインを生かし、すっきりした外観にまとめやすい住まいです。この記事で紹介するのは、片流れ屋根の特徴やメリット、注意点、勾配の決め方を、トコスホームの施工事例とあわせて紹介します。
片流れ屋根の平屋とは?基本の特徴

片流れ屋根とは、1枚の屋根面が1方向にだけ傾いたシンプルな形状の屋根のことです。直線的でモダンな見た目からデザイン住宅で採用が増えており、無駄のない構造は平屋のすっきりとした佇まいともよく調和します。
片流れ屋根の定義と特徴
片流れ屋根は、屋根の頂点から片側だけに勾配をつけた形状です。高い側に生まれる縦方向の空間を活かし、天井高のある開放的な室内をつくれます。傾斜の高い側に大きな窓を設けると、光と風も取り込めます。さらに、広い1枚屋根には太陽光パネルを載せる平面部分を確保できます。天井高と設置面積の両方を確保できるのが、片流れ屋根の持ち味といえるでしょう。
切妻屋根・寄棟屋根との違い
片流れ屋根と切妻屋根・寄棟屋根の最大の違いは、勾配の向きの数にあります。切妻屋根は2方向、寄棟屋根は4方向に傾斜面を持つのに対し、片流れ屋根の傾斜は1方向だけです。切妻屋根は本を伏せたような三角形、寄棟屋根は4方向へ流れるピラミッド状の形になりますが、片流れ屋根はそのどちらとも違い、1枚の斜面だけで構成されます。片流れ屋根は面の数が少なく、棟や谷といった接合部も減るため、構造がシンプルです。
平屋に片流れ屋根を採用する3つのメリット

平屋に片流れ屋根を採用する主なメリットは、建築費の抑えやすさ、屋根裏空間と天井高の確保、太陽光パネルの設置のしやすさがあげられます。ただし、いずれも間取り、屋根の向き、勾配、設備条件によって変わります。
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建築コストを抑えられる
片流れ屋根は、切妻屋根や寄棟屋根に比べて建築費を抑えやすい形状です。1枚屋根のシンプルな構造で施工の手間が少なく、傾斜が1面のみで雨どいの設置箇所も限られます。屋根面が複数ある形状では接合部の防水処理や雨どいの配管が増えますが、片流れ屋根なら雨水の流れる方向が1方向にまとまり、その分の部材費と工事費を減らせます。
関連記事:平屋の建築費はいくら?新築費用の相場と1,000万円で建てるコツ
屋根裏空間・天井高を確保できる
片流れ屋根なら、屋根裏空間と天井高をゆとりある形で確保できます。傾斜を比較的自由に設計でき、高い側の面には縦方向の空間が生まれます。勾配を活かして天井を高く取れば、リビングに開放感が広がります。高い位置に窓を設けると風の通り道や自然光を取り込め、通気性と採光性に優れた屋根裏空間としても使えます。
太陽光パネルを設置しやすい
片流れ屋根は、太陽光パネルの設置に向いた形状です。傾斜のそろった広い1面を確保でき、そこへパネルをまとめて並べられます。切妻屋根のように面が分かれていると設置できる範囲も分散しますが、片流れ屋根なら1枚の面をそのまま使えます。平屋はそもそも2階建てより屋根面積が広くなる傾向があり、片流れ屋根との組み合わせによって発電量も伸ばせます。
片流れ屋根の平屋で後悔しないための注意点

片流れ屋根でとくに気をつけたいのは、雨漏り・雨どいの劣化・壁面の劣化という3つです。必ず不具合が起きるわけではありませんが、設計と施工の影響を受けやすい部分です。図面と仕様で対策を確認しておきましょう。
雨漏りを防ぐポイント
雨漏り対策については、屋根材に適した勾配と施工方法を守ることは前提として、施工時の雨仕舞(あまじまい・雨水の侵入を防ぐ納まりの工夫)を丁寧に行うことが欠かせません。継ぎ目は少ないものの、棟(屋根の頂上部)の固定部分にできるわずかな隙間から、雨水が入り込むことがあります。
対策として、屋根材の下には、防水の役割を持つルーフィング(下葺き材)を施工します。ルーフィングの種類、重ね幅、屋根端部の納め方は、屋根材や勾配に合わせて選びます。
雨どいの劣化を防ぐポイント
片流れ屋根では、雨どいの劣化を防ぐため、通常よりこまめなメンテナンスが必要です。屋根の雨水がすべて1方向へ流れ込むぶん、1か所に集まる雨どいへの負荷が大きくなりがちです。大雨の際には雨水が一気に集中し、雨どいがあふれたり傷んだりすることもあるので注意してください。
放置すれば水があふれて壁面へ回り込むおそれもあるため、定期的な点検で早めに不具合を見つけることが大切です。片流れ屋根は雨どいに負担がかかりやすい形状だからこそ、こまめな点検と手入れが必要となります。
壁面の劣化を防ぐポイント
片流れ屋根の平屋では、屋根がかからない側の壁面をどう守るかが重要になります。軒の出が少ない面には日差しや雨風が直接当たり、他の面より劣化が進みやすくなります。風雨や紫外線にさらされ続ける壁面では、外壁材の色あせやひび割れが早く出ることもあります。
外壁材は、耐候性、防汚性、シーリングの有無、保証期間を比較して選びます。雨が当たりやすい面だけ仕様を変える、庇を設けるなどの方法もあります。施工後はメーカーや施工会社が示す点検時期を確認し、外壁だけでなく軒天や雨どいもあわせて点検しましょう。
片流れ屋根の勾配・高さを決めるポイント

片流れ屋根は勾配の付け方しだいで、外観の印象も機能性も大きく変わります。設計の段階で注意したいのは、屋根勾配・太陽光パネルの方角・施工会社選びです。
屋根勾配を決める
片流れ屋根の勾配は、屋根の傾きを表す「寸(すん)」でいうと3〜5寸程度の「並勾配(なみこうばい)」から検討するのがおすすめです。並勾配は選べる屋根材の種類が多く、雨漏りのリスクも抑えられます。3寸以上の勾配であれば瓦やスレート、金属屋根など幅広い屋根材に対応でき、将来の葺き替えやメンテナンスの選択肢が増えるのも強みです。
一方、勾配を大きく取ると屋根裏空間を広げられますが、屋根面積が増えて施工費やメンテナンス費が上がる傾向があります。まずは並勾配を基準に置き、外観の好みや空間の広さと費用のバランスを見ながら勾配を決めるとよいでしょう。
太陽光パネルの方角を考える
太陽光パネルを設置するなら、屋根を向ける方角と勾配をセットで考えることが発電効率を左右します。屋根の向きによって、発電効率が高くなる勾配は変わってきます。南向きの片流れ屋根なら、5〜6寸勾配にすると太陽光が効率よく当たり、発電量の確保につながります。
反対に北向きの場合は、緩やかな勾配のほうが発電効率は上がります。ただし日当たりの悪い北側へ屋根を傾けると発電量そのものが大きく落ち込むので、方角の見極めが何より大切です。発電効率を引き出すには、南向きなら5〜6寸、北向きなら緩勾配というように、方角に合わせることが必要になります。
施工実績豊富な会社を選ぶ
片流れ屋根の平屋を建てるなら、施工実績とノウハウが豊富な会社を選ぶことが重要です。片流れ屋根は切妻屋根や寄棟屋根に比べるとまだ採用例が少なく、形状ならではの施工の勘どころが求められます。屋根材の最低勾配、上端部の雨仕舞、雨どいの排水計算、外壁の耐候性について具体的に答えられるかを見ます。太陽光パネルを載せる場合は、固定方法、屋根保証、点検動線も確認しましょう。
打ち合わせの段階でこうした点を具体的に相談し、丁寧に答えてくれる会社を選ぶと安心できるでしょう。メリットだけでなく、建築地の条件に応じた注意点と対策を説明できる会社かどうかが判断材料になります。
トコスホームの施工事例に見る片流れ屋根の平屋
ここまで紹介してきた特徴やポイントが、実際の住まいでどのように形になるのかを、トコスホームの施工事例から見ていきましょう。片流れ屋根を採用した平屋の外観デザインを、3つの事例で紹介します。
グレータイル外壁と片流れ屋根を組み合わせた平屋事例

グレーの石目調タイルで外壁を統一し、頂点から片側へ勾配をつけた片流れ屋根を合わせた平屋の事例です。落ち着いた石目調タイルが片流れ屋根のシャープなラインと響き合い、重厚感のあるモダンな外観を印象づけます。リビング部分を少し奥へ引っ込めて配置し、大きな黒枠のはめ込み窓を設けた点も、外観に立体感とアクセントを生む工夫です。
木目調のブラウンの玄関ドアや玄関前の黒いアイアン手すり、タイル張りの階段、プランターに植えられた草花が、全体の印象をやわらげます。素材の質感と色味を丁寧にそろえた、片流れ屋根らしい端正なデザインの平屋です。
木目・塗り壁ツートンと片流れ屋根を組み合わせた平屋事例

木目調のブラウンサイディングと、明るいグレーの塗り壁調サイディングを使い分けたツートンの外壁に、屋根1面へ太陽光パネルを載せた片流れ屋根を合わせた平屋の事例です。異なる素材感の2色を組み合わせることで、平屋ながら表情豊かな外観に仕上がっています。屋根1面をそのまま使える片流れ屋根の特徴を生かし、太陽光パネルを効率よく配置しているのも見どころです。
大きな掃き出し窓(床まで届く大きな窓)やグレーのアルミ横格子フェンス、コンクリート土間とタイル張りの階段を組み合わせたアプローチが、すっきりとした印象を添えます。周囲の植栽や背景の山並みにもなじみ、落ち着いた佇まいのある外観にまとまっています。
グレー・ホワイトの2色使いと片流れ屋根を組み合わせた平屋事例

玄関側をグレー、リビング側をホワイト系のタイル調サイディングで塗り分けた外壁に、白い軒先ラインが映える片流れ屋根を合わせた平屋の事例です。2色を面で切り替えることで、シンプルながらメリハリのある外観に仕上がっています。白い軒先のラインが片流れ屋根の傾斜を引き立て、軽やかで清潔感のある印象を与えます。装飾窓付きのグレーの玄関ドアや玄関脇の黒いポスト、タイル張りの玄関アプローチ、グリッド目地の入ったコンクリート土間の駐車スペースが、細部まで整った佇まいをつくり出しています。周囲に広がる緑地ともよく調和した、明るくおしゃれで開放感のある住まいです。
トコスホームの注文住宅で理想の片流れ屋根の平屋を実現
理想の片流れ屋根の平屋を実現するには、地域の気候に合った設計と、信頼できる会社選びが欠かせません。トコスホームは山陰地方(鳥取県・島根県エリア)の気候特性を踏まえながら、片流れ屋根の勾配設計から太陽光パネルの配置まで一貫して提案できます。さらに施工事例をもとにした自由設計により、家族構成やライフスタイルに合わせた、おしゃれで機能的な住まいづくりも得意としています。片流れ屋根の平屋に関心をお持ちの方は、まずは気軽に相談や資料請求からお問い合わせください。
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