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玄関からパントリーへつながる間取りの実例と後悔しないコツ

目次
トコスホームの施工事例|玄関からパントリーへの動線を取り入れた間取り
玄関からパントリーへつながる間取りを取り入れると、買い物帰りの荷物運びやゴミ出しといった毎日の家事がぐっと楽になります。この記事では、動線のパターンや間取りの種類、メリットと注意点、そしてトコスホームの施工事例まで詳しく解説します。共働きで時間に追われている方や、まとめ買いが多くて収納に悩んでいる方にとって、後悔しない間取りづくりのヒントがきっと見つかるはずです。
玄関からパントリーにつながる間取りとは

玄関からパントリーにつながる間取りとは、玄関とキッチンの間にパントリーを配置し、玄関から直接食材や日用品を運び込める動線を備えた住まいを指します。
パントリーはもともと食品や日用品をまとめてしまうための収納スペースで、これまでの住宅では日当たりのよい南側にリビングを置き、キッチンは玄関から斜め奥に配置する設計が一般的でした。ところが、その配置では重い荷物を運ぶたびに廊下やリビングを通る必要があり、不便さを感じる家庭が少なくありませんでした。
たとえば、週末にまとめ買いした飲料のケースやお米を抱えて玄関から奥のキッチンまで歩くのは、想像以上に体力を使う作業です。玄関側からパントリーへ入れる間取りなら、帰宅してすぐに荷物を置けるため、買い物帰りやゴミ出しの手間が一気に軽くなります。共働き世帯が増え、まとめ買いが定着した今の暮らしによく合うからこそ、人気が高まっているわけです。玄関から直接つながる動線をつくることで、収納のしやすさと家事のしやすさを同時にかなえられる点に、大きな魅力があるといえるでしょう。
玄関からパントリーへの動線パターンと間取りの種類

玄関からパントリーへの動線にはいくつかのパターンがあり、家族構成やライフスタイルによって最適な形は変わります。代表的な動線の種類と、シューズクロークと組み合わせた間取りのタイプを見ていきましょう。玄関からパントリーへの主な動線パターンを次の表にまとめました。
| 動線パターン | 概要 | 向いている家族・スタイル |
| 玄関→パントリー→キッチン | 荷物を最短でしまえる直結型 | まとめ買いが多い世帯 |
| 玄関→シューズクローク→パントリー→キッチン | 靴・荷物・食材を順に収納できるウォークスルー型 | 収納量と動線を両立したい世帯 |
| 玄関→キッチン→パントリー | キッチン経由でパントリーにアクセスする一般的な配置 | 玄関とキッチンが近い間取り |
シューズクロークとパントリーを組み合わせた代表的な間取りの種類は、次の表のとおりです。
| タイプ | 構造の特徴 | メリット | デメリット |
| ウォークスルー型 | 出入口が2カ所。玄関→収納→キッチンを通り抜けられる | 動線がスムーズ。来客動線と家族動線を分けやすい | 棚設置面積が減り収納量が落ちやすい |
| ウォークイン型 | 出入口が1カ所。壁三面を棚として使える | 収納量が多い。限られた面積でも設計しやすい | 動線が行き止まりになる |
| 壁掛け型 | シューズクローク内の壁面にパントリー棚を設置 | 大きな間取り変更なしに導入できる。省スペース | 収納量に限界がある |
このほかにも、キッチンの横や背面にパントリーを置くタイプ、勝手口と直結させて屋外との出入りをしやすくするタイプ、階段下のデッドスペースを活用するタイプなどがあります。自分の家族の人数や暮らし方を踏まえ、荷物をしまう動線と調理の動線のどちらを優先したいかという視点で選ぶと、後悔の少ない間取りに近づきます。
ウォークスルー型(通り抜けタイプ)
ウォークスルー型は、玄関からシューズクローク、パントリー、キッチンまでが一直線に通り抜けられる構造で、帰宅動線と家事動線を一本にまとめられる点が特徴です。
買い物から帰った家族は、靴を脱いで荷物をしまいながらそのままキッチンへ進めるため、移動のムダがほとんど生まれません。さらに、玄関側の動線とリビング側の動線が交わらないので、来客があっても生活感を見せずにすっきりと迎えられます。
届いた宅配便を受け取るときも、家族はキッチン側、来客は玄関側と動きを分けられます。一方で、通り抜けるための通路を確保する分、棚を置ける壁面はやや少なくなります。設計の段階で、通路幅と棚の量のバランスを意識しておくと安心です。
ウォークイン型(袋小路タイプ)
ウォークイン型は出入口が1カ所だけで、壁の三面を棚として使えるため、収納量を多く確保できる構造です。
通り抜けができない分、動線の自由度は下がりますが、限られたスペースでも設計しやすく、収納力を重視したい家族に向いています。棚の面積を最大限に活かせるので、ストック品の多い暮らしと相性が良い間取りです。
シューズクロークの中にパントリー棚を組み込み、外で使う備品と食料品をまとめて収納する使い方もできます。玄関まわりにものを集約できるため、家の中をすっきり保ちやすくなる点も見逃せません。収納量を優先したい方は、ウォークイン型を検討するとよいでしょう。
玄関からパントリーへの動線がある間取りのメリット

玄関からパントリーへの動線がある間取りは、毎日の暮らしにさまざまな良い影響をもたらします。買い物・収納・ゴミ出しといった場面ごとに、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
家事動線そのものを基礎から知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
参考記事:家事動線がいい間取りとは?注文住宅を建てる際のポイントを解説
買い物帰りの荷物運びをショートカットできる
買い物帰りの荷物運びを大幅にショートカットできる点が、玄関直結パントリーの代表的なメリットです。
スーパーから帰宅したあと、玄関から直接パントリーへ食材や重い荷物を運び込めるため、移動距離も体力の消耗も減らせます。まとめ買いや宅配の受け取りが多い世帯、小さな子どもを連れて帰宅する場面では、この短縮効果がとくにありがたく感じられるはずです。
たとえば、缶詰やレトルト食品などの常温品はパントリーへ、要冷蔵の食材は冷蔵庫へと、その場で振り分けられると片付けがスムーズに進みます。そのためには、パントリーと冷蔵庫を近い位置に置く配置を考えておくとよいでしょう。荷物を持ったまま遠回りせずにしまえる動線が、日々の負担を確実に軽くしてくれます。
玄関・リビングが散らかりにくくなる
玄関やリビングが散らかりにくくなることも、見逃せないメリットの一つです。
買ってきた荷物をすぐにパントリーへしまえる動線があると、玄関やリビングへの一時置きが習慣になりにくくなります。生活感のあるストック品をパントリーに集約できるため、キッチンもすっきり保ちやすく、掃除の手間まで減らせます。
床に置きっぱなしになりがちな飲料の箱や日用品のまとめ買い分も、帰宅と同時にしまえば散らかりません。在庫がパントリー内にまとまることで、何がどれだけ残っているかを把握しやすくなり、買い足しのムダも防げます。住まい全体をきれいに保ちたい方ほど、この動線の効果を実感できるでしょう。
ゴミ出しや宅急便対応などの家事がスムーズになる
ゴミ出しや宅急便への対応といった細かな家事が、スムーズになる点もうれしいポイントです。
キッチンからパントリーを通って玄関へ出られる動線があれば、ゴミ出しのときにリビングを通らずに済み、衛生的で時短になります。料理中に宅配便が届いた場合も、キッチンからパントリーを抜けて玄関へ向かう短い動線で対応できます。
調理の手を止めて荷物を受け取り、すぐに作業へ戻るといった動きも、最短ルートなら数歩で完結します。帰宅・外出・家事の動線が一つにまとまることで、平日忙しい共働き世帯の生活リズムに無理なくなじむ暮らしが実現します。
玄関からパントリーに動線がある間取りのデメリットと対策

便利な間取りにも注意したい点はあり、デメリットを事前に把握しておくことが後悔しない計画につながります。起こりやすい課題と、その対策をセットで確認していきましょう。
- 料理のにおいが玄関に広がりやすい
- パントリーが寒くなりやすい・温度管理が難しい
- 収納量が減ったり通路が狭くなったりする
- 外気や玄関のホコリが食材に触れることもある
料理のにおいが玄関に広がりやすい
料理のにおいが玄関まで広がりやすくなる点には、注意が必要です。
玄関からパントリー、キッチンまでが直結していると、調理中のにおいが空気の通り道に乗って玄関まで届きやすくなります。とくに玄関やシューズクロークは空気がこもりやすいため、においが長く残ってしまうこともあります。
対策としては、パントリーとキッチンの間や玄関との境に引き戸などの仕切りを設ける方法や、換気設備を強化する方法が効果的です。仕切りに扉を選ぶなら、開き戸より引き戸のほうが開閉スペースを取らず、荷物を持った状態でも動線を妨げにくいので使い勝手が良くなります。においの不安を感じる方は、設計の早い段階で仕切りと換気の計画を考えておきましょう。
パントリーが寒くなりやすい・温度管理が難しい
玄関に近いパントリーは外気の影響を受けやすく、温度管理が難しくなりやすい点もデメリットです。
開閉の多い玄関ドアのそばに位置するため、冬は冷え込みやすく、夏は熱気がこもりやすくなります。食品の保管にとって温度変化は大敵で、冬の冷えで食材が傷んだり、夏の高温で腐敗が早まったりするリスクが高まります。
対策としては、家のどこにいても室温が一定に保たれる仕組みである全館空調や、高断熱の住宅性能を取り入れて、部屋ごとの温度差を小さくする方法があります。さらに、玄関との境に扉を設けたり、断熱材を工夫したりする局所的な対策も有効です。住まい全体の性能を高めることで、玄関に近いパントリーでも食材を安心して保管できる環境に近づきます。
収納量が減ったり通路が狭くなったりする
通り抜けできる動線をつくると、収納量が減ったり通路が狭くなったりしやすい点も押さえておきましょう。
出入口を2カ所にして通り抜けられるようにすると、棚を置ける壁面が減り、その分だけ収納量が落ちてしまいます。設計上は、通路幅を最低60cm程度確保しつつ、棚の奥行きとどう両立させるかが重要なポイントになります。
たとえば、動線の良さを優先しすぎて収納が足りず、結局リビングにものがあふれてしまうという後悔も起こりがちです。パントリー単体ではなく、キッチンのキャビネットやカップボードまで含めたトータルの収納量で考えると、過不足のない計画を立てやすくなります。動線と収納量のバランスを意識して設計しましょう。
外気や玄関のホコリが食材に触れることもある
玄関のホコリや外気が食材に触れやすくなる点も、気になる人がいるデメリットです。
玄関は靴の脱ぎ履きでホコリや砂汚れが発生しやすく、直結したパントリーには外気が流れ込みやすくなります。食材を置く場所だからこそ、清潔さを保つ工夫が欠かせません。
においや寒さと同じく、ここでも玄関との境に設ける仕切り・扉が有効です。あわせてパントリー内の換気と照明を計画しておけば、清潔さを保ちやすくなります。
玄関からパントリーへの間取りを考えるときのポイント

実際に間取りをつくる段階では、設計担当者と確認しておきたい検討事項がいくつかあります。平屋か2階建てかといった住宅タイプや家族構成によって最適な動線は変わるため、自分たちの暮らしに引き寄せて考えていきましょう。
玄関・パントリー・キッチン・冷蔵庫の位置関係を整理する
玄関・パントリー・キッチン・冷蔵庫の位置関係を、最初にしっかり考えておくことが大切です。
玄関からパントリー、キッチン、冷蔵庫へと続く一連の流れを図に描いてシミュレーションし、最短の動線になっているかを確かめましょう。このとき、帰宅して荷物をしまう動線と、料理中に動く動線の両方を想定すると、どちらにも使いやすい配置かどうかが見えてきます。
共働きで帰宅後の片付けを重視する家庭と、在宅時間が長く調理動線を重視する家庭とでは、優先すべき配置の順番が変わります。家族の人数や生活リズムに合わせて、何を一番ラクにしたいかを基準に位置関係を決めていきましょう。
扉の有無と種類を使い勝手で決める
扉をつけるかどうか、そしてどの種類を選ぶかは、使い勝手を基準に判断するのがおすすめです。
扉ありのクローズ型は、においや視線、ホコリの侵入を抑えやすい一方で、開け閉めの手間がかかります。扉なしのオープン型は出入りがスムーズですが、奥が見えやすく、においも広がりやすくなります。家族構成や生活スタイルによって、優先すべき動線の考え方は次の表のように変わります。
| 扉の種類 | 特徴 | 向いているケース |
| 引き戸 | 開閉スペースが不要。引き込み分の壁が必要 | 荷物を持っての出入りが多い/通路を広く使いたい |
| 開き戸 | においやホコリを抑えやすい。手前に開閉スペースが必要 | においや視線をしっかり遮りたい |
| ロールスクリーン | 省スペースで片手でも開閉できる | コストを抑えたい/ゆるく目隠ししたい |
| 扉なし(オープン) | 出入りが最もスムーズ | 動線を最優先したい/においが気にならない配置 |
扉の種類では、引き戸は引き込みスペースが必要になり、開き戸は開閉のための空間が必要で、床に置いたものにぶつかる心配もあります。荷物を持ったまま開け閉めしたい場合は、片手でも操作しやすいロールスクリーンや引き戸を選ぶと、暮らしの中の小さなストレスを減らせます。
パントリーに何を収納するか事前に決めておく
何を収納するかを事前に決めておくことが、後悔を防ぐうえでとても重要です。
収納するものを決めないまま設計を進めると、棚の高さや奥行き、コンセントの位置が合わず、いざ使い始めてから不便を感じやすくなります。常温食材・飲料・調理家電・日用品のストック・防災備蓄など、しまうものによって必要な棚の仕様は変わってきます。
たとえば、奥行きは収納するものに合わせて30〜45cm程度が一般的とされ、深すぎると奥のものが取り出しにくくなります。サブの冷蔵庫を置きたい場合は、コンセントの位置や換気の計画もあわせて考えておく必要があります。完成後の使い方を具体的に思い描いてから棚や設備を決めると、満足度の高いパントリーに仕上がります。
トコスホームの施工事例|玄関からパントリーへの動線を取り入れた間取り
ここからは、玄関からパントリーやキッチンへの動線を取り入れたトコスホームの施工事例を2件紹介します。どちらも家族の人数や生活スタイルに合わせて、帰宅と家事の動きがラクになるよう動線を工夫した住まいです。
帰宅動線と家事動線を一本化した間取り実例
島根県出雲市に建てられた平屋の事例で、帰宅動線と家事動線を一本化した間取りが魅力です。家族構成は夫婦と子ども1〜2人、土地面積は74.30坪、延べ床面積は27.05坪(89.43㎡)となっています。
この住まいでは、玄関の土間収納からキッチンへ直接アクセスできる動線を設け、買い物帰りの重い荷物も最短距離で収納できるよう計画されています。さらに、ドライルーム・ファミリークローゼット・キッチンがつながる行き止まりのない回遊動線によって、家の中の移動がぐっとスムーズになっています。

工夫点としては、大開口の窓を備えた開放的なリビングや、約11.5帖の可変性のある洋室が挙げられます。子どもの成長に合わせて壁や家具で仕切れるため、暮らしの変化にも柔軟に対応できる住まいに仕上がっています。
夫婦中心のコンパクトな平屋を検討している方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
参考記事:夫婦二人に小さな平屋がおすすめの理由!間取りのアイデア例も紹介
土間収納とパントリーを隣接させた収納動線の実例
鳥取県鳥取市に建てられた「ねこと暮らす平屋」で、土間収納とパントリーを隣接させた収納動線が特徴です。家族構成は夫婦と子ども1〜2人、土地面積は61.63坪、延べ床面積は29.55坪(97.71㎡)です。
この事例では、玄関から土間収納、パントリー、キッチンまでを一直線に結び、買い物帰りの重い荷物を最短距離で収納できるよう設計されています。靴を脱ぐ、食材をしまう、調理するといった複数の目的が一つの動線上でスムーズにこなせるため、家事の時短にもつながっています。キッチンとドライルームの間にはウォークスルーのファミリークローゼットを配置し、その周りを回遊できる家事動線も整えました。

1件目の出雲の事例が土間収納からキッチンへの直結動線と回遊動線を組み合わせていたのに対し、こちらは土間収納からパントリーを経てキッチンへ抜ける一直線の収納動線を採用しています。同じ平屋・同じ家族構成でも、猫との暮らしに合わせたキャットウォークやインナーテラスを取り入れるなど、動線と暮らし方の組み立てが異なる点も見どころです。
3LDKの平屋に関心がある方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
参考記事:人気の3LDK平屋の間取り事例!おすすめのアイデアも解説
玄関からパントリーがある注文住宅ならトコスホームへ
玄関からパントリーへの動線を取り入れた住まいづくりは、トコスホームが得意とする分野です。トコスホームでは、山陰エリアの気候や暮らし方に合わせて、ドライルームや家事ラク動線、パントリーを組み込んだ間取りを標準的に提案しています。
玄関に近いパントリーで気になりやすい温度管理の課題も、住宅性能でしっかり解決できます。山陰スタンダードと呼ばれる高断熱・高気密の性能によって部屋ごとの温度差を抑えられるため、外気の影響を受けやすいパントリーでも食材を安心して保管できる環境が整います。
間取りの具体的な相談やモデルハウスの見学も受け付けていますので、玄関からパントリーへの動線づくりに興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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